掘削土量と残土搬出における「ほぐし率」の重要性
基礎工事や外構工事に伴う掘削作業では、図面上の体積(地山土量)と、実際にダンプトラックに積み込んで搬出する土の体積(ほぐし土量)が大きく異なります。この差を正確に計算しなければ、ダンプの手配台数を見誤り、工期の遅れや追加費用が発生します。
landscape 土の変化率(L値:ほぐし率)とは?
自然状態に締め固まっていた土(地山)をバックホウ等で掘削すると、土の粒子間に空気が入り込み、体積が膨張します。この膨張率を「ほぐし率(土の変化率 L)」と呼びます。一般的な砂質土・粘性土で L=1.20〜1.30、岩や礫混じりで L=1.30〜1.50 程度となります。
touch_app 本ツールの使い方・操作手順
- 掘削箇所の入力: 掘削する部分の名称(例:駐車場スキトリ、深基礎部分など)と箇所数を入力します。
- 掘削寸法の入力: 縦(L)、横(W)、深さ(D)をミリ単位(mm)で入力します。
- リストへの追加: 「残土リストに追加」ボタンを押すと、地山の純粋な体積(m³)がリスト化されます。
- ほぐし率の適用とダンプ台数確認: 現場の土質に合わせて「ほぐし率(土換算係数)」を入力すると、搬出予定の総土量が算出され、同時に2t・3t・4t・10tダンプそれぞれの必要台数の目安が自動計算されます。
quiz よくある質問(FAQ)
Q. 盛土(埋め戻し)の計算にも使えますか?
A. はい、可能です。埋め戻し時の土の変化率(C値:締固め率)は通常0.85〜0.95程度となります。「ほぐし率」の入力欄にこのC値を入力することで、埋め戻しに必要な土の量を逆算する用途にも応用できます。
Q. ダンプの台数目安は過積載に対応していますか?
A. 本ツールのダンプ台数は、あくまで「荷台の容積(平積み体積)」を基準とした目安です。実際の道路交通法における過積載判定は「重量(kg)」で行われます。水分を多く含んだ泥土などは比重が重くなるため、運搬時は必ず最大積載量(重量)を確認してください。
開発者:二級建築士 / 現役現場監督
大規模な施工エリアで多数の現場を統括・管理する現役の施工管理者。実務経験に基づき、現場で「本当に使える」計算精度とUI/UXを追求し、本ツールを公開しています。